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小さな不便を、小さな理解へ。障がい児を育てる母が作ったステッカーに込めた想い
障がいのある子どもを育てる家族にとって、外出は楽しい時間である一方、周囲の視線に心が疲れてしまうことがあります。
私たち家族も、日常の中で「無言の圧」のようなものを感じる場面があります。
買い物で感じる視線
スーパーでバギー型車いすに乗った娘を押して買い物をしていると、「何あの子?」と言われているような視線を感じることがあります。
そんな時、「負けねぇーぞ!!」と強い気持ちでいられる日もあります。
でも、いつも強くいられるわけではありません。
心が弱っている時には、何気ない視線がいつも以上に刺さり、「外に出るのが少し怖い」「買い物に行くだけで疲れてしまう」と感じる日もあります。
障がいのある人やその家族は、特別扱いをしてほしいわけではありません。
ただ、「見た目では分からない事情がある人もいる」ということを、少しだけ知ってもらえたら嬉しいのです。
駐車場で感じる困りごと
その想いは、駐車場を利用する時にも強く感じます。
福祉車両を利用している私たちにとって、障がい者用駐車スペースは欠かせない場所です。しかし実際には、車いすを後部から乗り降りさせることを想定した造りになっていない駐車場も少なくありません。
安全のために設置されているポールや車止めがスロープの妨げになったり、駐車スペースが狭かったり、後方に壁があったりして、福祉車両では利用しづらいことがあります。
そのため、状況によっては前向き駐車を選ばざるを得ないこともあります。
また、後ろの車との距離が近いとスロープを出すことができず、何度も前後に動かして位置を調整することがあります。
そんな時、「なんで下がるんだろう?」というような視線を向けられることもあります。
駐車するだけなのに周囲へ気を使い、説明できない事情を抱えながら利用している家族がいることを、少しでも知っていただけたら嬉しいです。
「ないなら、自分で作ってみよう」
こうした経験を重ねる中で、私は「周囲に少しでも事情を伝えられる方法はないだろうか」と考えるようになりました。
そこで、車に貼る車いすマークや身障者用のステッカーを探しました。
しかし、「これなら車に貼りたい」と心から思えるデザインにはなかなか出会えませんでした。
可愛らしさや温かみがあり、さらに福祉車両が後方からスロープを出して乗り降りすることまで伝えられるステッカーは、ほとんど見つからなかったのです。
私たちが本当に必要としているものが、まだ世の中にはない。
「ないなら、自分で作ってみよう。」
そう思ったことが、このステッカー作りの始まりでした。
ステッカーに込めた想い
障がいのある子どもとの暮らしの中で感じてきた不便さや、周囲の理解が少しあるだけで救われる瞬間。
その経験を形にし、同じような悩みを抱えるご家族の力になれるものを届けたい。
そんな想いを込めて、一つひとつ制作しています。
このステッカーが、誰かの視線を変え、誰かの外出を少しだけ安心できる時間に変えるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。
✍️ この記事はCOCOSMAM さんの寄稿をもとに構成しました。(サイト → www.etsy.com/jp/shop/CalmThreadmeeJP)


