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パントテン酸完全ガイド|エネルギーとストレスを支えるビタミン|効果・必要量・おすすめ食材を徹底解説
「疲れやすい、ストレスがたまりがち」
「そもそもパントテン酸って、あまり聞かないけれど何者?」
パントテン酸はビタミンB群の仲間(ビタミンB5)で、エネルギー代謝の中心で働き、皮膚やストレス対応にも関わる栄養素です。
名前の由来は、ギリシャ語の「どこにでもある(pantothen)」。その名のとおりさまざまな食品に広く含まれ、通常の食事では不足はまずないと言われています。だからこそ「地味だけど大切」な栄養素です。
この記事では、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」などをもとに、パントテン酸を詳しく解説します。
パントテン酸とは?
パントテン酸は水溶性のビタミンB群の一種です。
- 体にためておけない(余分は尿へ)
- 多くの食品に広く含まれるため、通常の食事で不足しにくい
- 体内では「コエンザイムA(補酵素A)」の材料として働く
パントテン酸の4つの働き
① エネルギー代謝の中心で働く
パントテン酸は、「コエンザイムA」という重要な補酵素の材料になります。糖質・脂質・たんぱく質をエネルギーに変える、体の代謝の”ど真ん中”で活躍する栄養素です。
② 皮膚や粘膜の健康を保つ
皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあります。
③ ストレスへの対応を支える
ストレスに対応するホルモン(副腎皮質ホルモン)の合成に関わることから、「抗ストレスビタミン」と呼ばれることがあります。
④ 全身のコンディションを支える
エネルギー代謝が滞りなく回ることは、日々の活動や回復の土台です。縁の下の力持ち的な栄養素と言えます。
あなたは足りてる?1日に必要な量
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」における目安量は以下のとおりです。
| 対象 | 目安量(1日あたり) |
|---|---|
| 成人男性 | 5〜6 mg |
| 成人女性 | 5 mg |
※年齢によって多少変わります。あくまで目安として捉えてください。
摂り過ぎるとどうなる?
パントテン酸は水溶性で、過剰摂取による健康被害はほとんど報告されておらず、耐容上限量も設定されていません。通常の食事・サプリメントで、過度に心配する必要は少ない栄養素です。
食品で考えるとどのくらい?
パントテン酸は、レバー・肉・卵・納豆・きのこなど、幅広い食品に含まれます。
| 食品 | 特徴 |
|---|---|
| レバー | トップクラスに豊富 |
| 鶏肉・卵 | 日常的に摂りやすい |
| 納豆 | 手軽な植物性の供給源 |
| アボカド・きのこ類 | 副菜で摂りやすい |
パントテン酸が多い食品ランキング
- 鶏・豚・牛レバー
- 鶏肉
- 卵
- たらこ
- 納豆
- アボカド
- まいたけ・きのこ類
- さけ
- 玄米
- モロヘイヤ
肉・卵・豆・きのこなど、幅広い食品に含まれています。
不足しやすい人
多くの食品に含まれるため、通常の食事では不足はまずありません。極端な偏食や、長期の栄養不良がある場合にのみ注意が必要です。
効率よく摂るコツ
- 水に溶けやすいので、汁ごと食べる料理も◎
- 肉・卵・納豆など普段の食事で自然に摂れる
- 特別な工夫よりも、バランスのよい食事が一番
サプリメントは必要?
通常の食事で十分に摂れるため、基本的にサプリメントは必要ないことが多い栄養素です。まずは主食・主菜・副菜をそろえた食事を心がけましょう。
よくある質問
Q. ストレスに効きますか?
ストレス対応ホルモンの合成に関わりますが、摂れば必ずストレスが減るというものではありません。睡眠・休養・食事など総合的なケアの一部です。
Q. 不足する心配は?
多くの食品に含まれるため、通常の食事ではまず不足しません。
Q. サプリは必要?
一般的には不要なことが多いです。まずは食事から、が原則です。
まとめ
パントテン酸は、エネルギー代謝の中心で働き、皮膚やストレス対応にも関わるビタミンB群です。
- 目安量は成人男性5〜6mg/日、女性5mg/日
- 「どこにでもある」名のとおり幅広い食品に含まれ、不足はまれ
- レバー・肉・卵・納豆・きのこなどが供給源
- 過剰の心配も少ない
特別に意識しなくても、バランスのよい食事をしていれば自然と摂れる栄養素。だからこそ「いつもの食事」を大切にしていきましょう。
ほかのビタミン・ミネラルもまとめてチェック → ビタミン・ミネラル完全ガイド【17種まとめ】
参考文献
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」策定検討会報告書
- 文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」
- パントテン酸 – 「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所)
- パントテン酸の働きと1日の摂取量|健康長寿ネット(長寿科学振興財団)
次回は「ビオチン完全ガイド」として、皮膚や髪との関わり、多く含む食品や意外な注意点まで詳しく解説していきます。


